普段食べるのは「家常菜」

中国に留学するということは、中国に住むということです。となると、毎日食べるのは中国の料理、つまり、中華料理になります。
日本ではひとくくりに中華料理といいますが、なにせ広い中国です。北京ダックからマーボー豆腐、辛さが特徴の四川料理、海鮮が多い広東料理、さらに朝鮮料理やウイグル料理など民族色豊かなものまであります。
ですが、一般庶民が日常的に食べる「家常菜」と呼ばれる家庭料理は、中国全土でそんなに違いがあるわけではありません。
日本でも秋田のきりたんぽとか、大阪のお好み焼きとか、地域ごとの料理はありますが、普段食べるのはカレーだったり、肉じゃがだったり、焼き魚だったり、地域ごとに極端には変わりませんよね。それと同じです。
留学中に留学生が食べる料理も、この「家常菜」と呼ばれる一般的な家庭料理です。
けっこう油っぽいです

中華料理の調理法は日本ほどバラエティ豊かではありません。特に家常菜はほとんどが材料を強火で炒めただけのものです。
中華料理では炒める際の油の使い方が半端じゃありません。日本では考えられないほど使います。中国のスーパーの食用油の売場では、4リットルのポリ容器に入った食用油が山積みされています。それくらい使うんです。
ですので、大量に油を使った炒め料理に慣れるまでは、ちょっと辛いものがあるかもしれませんね。