専門課程の入学試験
中国の大学に本科生として入学する場合、日本の大学に入学するのと同じように入学試験があります。入学申請書を出せば試験も何もなしに入学できるというわけではありません。世の中そこまで甘くありません。入学試験を受けて合格する必要があります。
まず、経済や工学など専門科目を学ぶ場合ですが、こちらは大学によってかなり差があります。高校の成績表が審査されること、一定以上の中国語力を持っていることは共通ですが、それ以外に英語や数学、専門内容についての試験を課す大学もありますし、書類審査だけの大学、書類審査と面接で入学試験とする大学もあります。
一定以上の中国語を身につけることが大変ですし、それ以外にも試験内容があるわけですから、日本の大学に推薦やAO試験で入るのに比べればハードルは高いでしょう。
漢語本科の入学試験
これに対して、中国語を4年間かけて学ぶ漢語本科の入学試験はかなり楽です。入学条件に一定以上の中国語力を求めている大学は大変ですが、そうでない大学、つまり中国語力ゼロでも入れる大学の場合は、高校の成績表だけで入学の可否が判断されます。つまり、入学試験はありません。
もちろん、入学できることと卒業して大卒の資格が取れることとはイコールではありません。入学しても卒業できなければ、最終学歴は高卒のままです。ですが、入学に際して入学試験がない、または試験のハードルが低い点は大きなメリットです。
