本科留学でかかる費用
中国で本科留学って聞くと、なんとなく費用がかかるような気がしますよね。なにせ海外で留学ですから。
確かにアメリカやオーストラリアなどに留学すると、学費や寮費の他、渡航費用や生活費などを含めて、1年で300万円前後かかるのが普通です。ところが、なにせ中国です。物価の安い中国ですので、本科留学に必要となる費用は、学費、寮費、生活費など全部合わせても、年間100万円前後で済んでしまうんです。
日本で大学に通うより安い
ではもし、日本で大学に通った場合の費用はいくらくらいなのでしょうか? 少し古いのですが独立行政法人日本学生支援機構が2008年に発表した調査結果では、日本で大学に1年間通った場合の費用は次のようになっています。
- ●首都圏
- 国立大学/自宅から通学
- 1,057,100円
- 国立大学/アパート暮らし
- 1,953,500円
- 私立大学/自宅から通学
- 1,782,400円
- 私立大学/アパート暮らし
- 2,582,000円
- ●京阪神
- 国立大学/自宅から通学
- 1,109,800円
- 国立大学/アパート暮らし
- 1,879,500円
- 私立大学/自宅から通学
- 1,716,800円
- 私立大学/アパート暮らし
- 2,286,900円
- ●全国平均
- 国立大学/自宅から通学
- 1,045,100円
- 国立大学/アパート暮らし
- 1,769,000円
- 私立大学/自宅から通学
- 1,717,900円
- 私立大学/アパート暮らし
- 2,467,200円
自宅から通学可能な国立大学に合格できれば、中国に本科留学するのと変わらない費用です。中国では留学生はアルバイトはできませんので、アルバイト収入を考えると日本で大学に通ったほうが親の費用負担は少なくなります。
ですがそれ以外の場合、同じ調査によると1年間のアルバイト収入の平均は336,300円ですので、アルバイトで補う分を考えても、中国に本科留学したほうが親の費用負担は少なくなるんです。
例えば、私立大学に自宅から通ったとしましょう。1年間の費用は全国平均で1,717,900円です。アルバイト収入が平均336,300円ですので、親の費用負担は差し引き1,381,600円となります。
中国に本科留学するのと大して変わらないか、場合によっては中国に留学したほうが安くつくことが分かります。自宅を離れてアパート暮らしで私立大学に通う場合では、確実に中国に留学するほうが費用が安いということです。