居留許可ってなに?
中国に本科留学する場合、現地に到着してから30日以内に居留許可という手続きをしなければなりません。居留許可を行うことで中国に1年間滞在することができます。
本科留学で取得するのはXビザですが、Xビザの滞在有効期限は30日です。4年間留学するのに、発給されるビザの滞在有効期限は30日しかないんです。変だと思いませんか?
そもそもビザというのは「入国許可書」です。中国にやってきても良いですよ、という許可書であって、滞在を許可するものではないんです。
留学生はまずは大使館、総領事館でビザ申請をします。そして、中国政府が許可すれば、来ても良いですよという入国許可書であるビザを取得できます。
そして中国に入ってから、今度は留学目的で滞在します、という申請をします。中国政府がそれに対してOKと言えば、滞在が認められるということです。この手続を居留許可といいます。
「入国」を許可するのと、「滞在」を許可するのは別の作業なんです。入国許可書がビザであり、滞在許可書が居留許可ということです。そして、入国してから居留許可を行うまで時間が必要ですので、その時間としてXビザが30日間の滞在を許可している、ということなんです。
居留許可を行うと、中国に1年間滞在できます。また、途中で日本など外国に出ても、戻ってくるときにビザを取り直す必要がなくなります。